今年に入ってからの青春アドベンチャーの感想をいくつか。


「帝冠の恋」原作:須賀しのぶ

聴く前は「陰謀渦巻く歴史サスペンス」みたいなのを勝手に想像してたけど、そこまで壮大な話ではなくて、ハプスブルク家に嫁いだゾフィとナポレオンの息子フランツとの禁断の恋、みたいな宮廷ロマンスでした。
コバルトから出ていた少女小説にしては、ちょっと生々しいシーンも。

青春アドベンチャーって基本的には中高生を対象にしてると思ってたけど(今の中高生がラジオを愛聴してるとは思えんが)昔からたまに不倫愛やらベッドシーンやらぶっこんでくるよね。
ひとりで聴いてるのになぜか気まずいw

で「帝冠の恋」のゾフィ役の野々すみ花さん。以前に文学の扉で声を聴いたことはあって、きれいな声してるな〜とは思ってたけど、凛とした強い女性のゾフィにはまってたし、声に力があって素敵だったわ。
喘ぎ声まで美しい←

歴史背景やミュージカルのエリザベートを知っていたらもっと楽しめたのかな、とも思います。


「つばき、時跳び」原作:梶尾真治

タイムスリップもの。
大きな起伏はないけどのんびりした雰囲気でけっこう好みではあったのだが、主人公がいまいちパッとしないので、おまえに椿さんはもったいないぜ、と思いながら聴いてた。
タイムスリップの仕組みがよくわからんかった。


「あおなり道場始末」原作:葉室麟

神妙活殺!!
おもしろかった。
葉室麟って、「蜩ノ記」を聴いて硬派で重厚なイメージがあったからこれ聴いてびっくりした。
YA作品みたいな爽やかなライト時代小説でした。
3兄弟が力を合わせて道場を立て直そうとしていく様が涙ぐましくも可笑しい。
3兄弟も脇役もキャラがしっかり立っていて、ちょっとコメディタッチな雰囲気も楽しく、神妙活殺の謎に迫る部分はハラハラドキドキ。


「エヴリシング・フロウ」原作:津村記久子

大阪・大正区が舞台ということで、登場人物もみな関西弁なので身近に感じられた。
主人公は地味で普通の中学生男子ヒロシだけど(作中では「山田」と呼ばれること多かったから名前失念してたわ)、モノローグ多いんだけど、聴きやすくて耳心地いい関西弁だったな。
中学3年生の揺れる心境とか、けっこう重いテーマの事件なんかも絡んでくるんだけど鬱々とはならなくて。
地味で普通というけど、積極性あるし男女の友達もいるし普通にリア充だよなあ。
こういう学生生活が理想というか、うらやましいというか。
最後は爽やかに青春全開って感じの終わりで、おもしろかったです。
そういえば母親の再婚問題は結局どうなったんだ?


他にも「タイムライダーズ」「青春離婚」「きりしたん算用記」など新作いっぱいありましたが全部聴いてます。
感想ちゃんと書き留めとかないと忘れるな。
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