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君の名残を

君の名残を

源平の争乱の時代にタイムスリップした高校生が、現地で歴史上の人物として生きていく、長編大作。
最近ゲームで源平ものやってるせいで、平家物語周辺の読み物が読みたくて。
これは平家物語や義経記がベースになってて、フィクションなんだけど歴史小説よりでもある。
けっこう重くて痛くてダメージ受けます。
人物の感情がかなり掘り下げて細かに巧みに描かれるので、すごく入り込んでしまう。
メインは木曽義仲、巴、義経、弁慶あたり。
壮絶、壮大な人生歴史絵巻は圧巻でした。
少しは源平についての知識が増したかな?
現在は文庫本が出ていて上下巻に分かれてますが、単行本は500ページをゆうに越える上、2段組という大ボリュームです。
ちなみに那須与一はちらりとも出てきません。
今は平重衡がメインで出て来る小説探してるのですけど、なんかいいのありませんかね。
ついでにこの作品には重衡もちらりとも出てきません。


我思う、故に我幕末にあり

我思う、故に我幕末にあり

こちらは時代は幕末。
今年の1月にBSプレミアムで放送された中沢琴が主人公のドラマを見て、中沢琴と新徴組に興味をもったんですね。
で、ネットでこの小説のことを見かけて購入。
どうもこれ、自費出版のようです。
めちゃ面白かったです。
「君の名残を」みたいな悲壮感に打ちのめされるような内容だったらどうしよう、と思ったんですけど。
真剣で斬り合うシーンがけっこうあるので、うおっ!となる場面もあるんですがね。
作者は剣術経験者なんでしょうか、すごく描写が細かくてリアル。
新徴組周辺の歴史についても興味深いです。
登場人物は実在する人が多くて、ついネットで検索してみたりしました。
幕末と平成と視点が切り替わりながら話は進んでいくんですが、主人公が向こうへ行ったきり戻ってこないのは彼の過去に関係があるんじゃないかとか、そういう部分もストーリーを追うのが楽しかったです。
中澤琴は、男装の美剣士というイメージで読みはじめたら、セリフが上州弁なのであれなんか違うぞ…とw
かっこいいというよりかわいい感じでした。
後半の琴は敵をバッサバッサ斬り倒していくので鬼気迫るものがあります。

もっと知られてほしい本ですね。
細かいところで、どう解釈したらいいかな〜と思う部分もありますけど、タイムスリップもの、幕末もの好きの人には特におすすめ。
新徴組の活躍を描いた小説ってあまりなさそうなのでそういう意味でも貴重だと思います。
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