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私が子供の頃から親しんできた聖書は、一般のクリスチャンには「改竄聖書」と名高い新世界訳ですが、その理由は主に、非三位一体であること、神の御名であるテトラグラマトン(神聖四字)を使用し、新約聖書にも「復元」していること。特に三位一体を否定しているのが大きいのだと思う。
ただ、その部分以外は他の聖書となんら変わらない。新世界訳は字義に忠実な訳で、それでも意味を把握しやすいように努力が払われているようだけど、正直読みづらい箇所は多いと思う。(これは英語からの重訳だから起こる問題でもあるのかな)
でもそこを犠牲にした分、より正確な意味に近づけるわけだから、信頼できる聖書だと思って私はやっぱり新世界訳に帰る。

非三位一体を支持する私には、一般の聖書の三一論に則した部分を読むとき、やっぱり違和感は覚える。だからといって異端だの改ざんだのといって読むのをやめたりはしない。むしろ、得られるものも多いのだから積極的に読む。

キリスト教は元々は三位一体に反対する人のほうが多かった。それが今では異端とみなされている。
神エホバ(ヤハウェ、ヤーウェ)とイエスが同一人物(同一神?)なのだとすれば、イエスは自作自演のナルシストに見えるのだけど。
父なる神とみ子イエスのあたたかい父子関係も台無しである。

神の名前を隠すようになったのも、ユダヤ人の伝統と迷信によるもの。いつしか神の名前は「主」に置き換えられ、テトラグラマトンをどう正しく発音するのかわからなくなり、神の名は人々から忘れ去られてしまった。

聖書には二人の主がおり、一般の新約聖書の訳では神エホバと神の子イエスをどちらも「主」と訳すから、紛らわしいことこの上なく、どちらを指して言っているのかわからず誤読する。
非三位一体の新世界訳は必要なところには神名をもちいるから、誤読するおそれはない。(それでも復元部分は慎重に選ばれているようで、どちらかすぐにはわからない箇所もある、私は。)
新約聖書に神名を復元、というのはかなり大胆なことなので、それについては叩かれるのはしかたのない部分もあると思う。でも神と神の子を区別するのは必要。

それはそうと、前回の記事では「YouVersion」に触れたけど、JWが使っているアプリを今度は紹介してみようと思う。
ここに収録されている新世界訳は、「参照資料付き聖書」という、本来は信者しか入手できないもので、ものすごーくゴツくて重い聖書なのだ。
それがこの中に全部入っている。




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まずホーム画面。下の欄にある聖書をタップする。


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書名と章を選択する。
すでにダウンロードされてるからこの画面だけど、最初は言語を選択してダウンロードする画面が出るのかな?

便利な機能として、聖句の引照と脚注が簡単に呼び出せる。

たとえば、サムエル第二15:7について。事前に調べておいた他の日本語聖書では…
新共同訳:四十歳になった年の終わりにアブサロムは王に願った。
新改訳:それから四年たって、アブシャロムは王に言った。
口語訳:そして四年の終りに、アブサロムは王に言った、
文語訳:斯て四年の後アブサロム王にいひけるは請ふ

新共同訳だけ「四年」ではなく「四十歳」となっています。
新世界訳では、「四十年」の終わりとなっています。
一体どれが正しいのか?と思いますよね。


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そこで、✻の部分をタップします。
(ちなみに青字のアルファベットは引照聖句へ飛ぶ)


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マソラ本文や七十人訳などでは四十年となっているようですね。
新世界訳は四年という訳ではなく、こちらを採用したようです。
このように、ほかの写本や訳本の情報も載っているのが興味深い。
さらに突き詰めて、このアブサロムの四十年とはいつから数えて四十年?という疑問にも、WTの見解を調べることができます。…って、今の画像に答え出てますけどね。
このアプリ内でダウンロードできる「聖書に対する洞察」という本は、聖書に関する専門的な分野、言語・歴史・考古学・科学などの見地から考察された膨大な情報がおさめられています。
JW信者だけでなく、一般の人も抵抗なく読めるであろう資料です。


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下の欄の出版物をタップし、一番上の書籍を選択します。


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「聖書に対する洞察」という緑色の本を選択します。
自動的にダウンロードが始まります。


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五十音順に項目が並んでいるので、「アブサロム」というところをタップしてみます。


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しばらく読んでいくと、出てきました。四十年問題。…はっきりわかってないそうです。
が、下の方にWTの見解が書かれているので気になる人は読んでみてください。…だからもう上で答えは出てるんですけどね。
ちなみに去年の12月に発売されたばかりの「聖書協会共同訳」では、「それから四年の月日が過ぎた」となっており、
これは暗に新世界訳と同じ訳など採用してなるものか、ということでしょうか←
…まあたわごとは置いておいて、ついでに一番上にある検索ツール(虫眼鏡)から「四十」と入れると、


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「洞察」内の「四十」がすべてハイライトされ、アブサロムの件も一番最初に出てきました。
これをタップすれば、直接その部分へ飛べます。

この本、参照資料付き聖書ほどのゴツさでしかも全2巻。日本語版が完成したとき当時まだ十代だったんですけど、あれからうん十年。これがアプリでもネット上でも簡単に呼び出せる時代になっているとは。
WTの出版物は、昔はこの本のような質の高い純粋な聖書研究の書籍が出版されていたんだけどな…。
私個人はいろいろあって10年以上聖書から離れていたから、時の流れの無常を感じつつ、また一から聖書の知識を得るため個人的に学んでいます。

いろいろ横にそれてますけど、アプリの容量が気になる人は、公式サイトのオンラインライブラリーでも見れるので参考までに。PCの作業ではこっちが便利。
「聖書」と「洞察」だけで十分かな。


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創世記を表示させた画面。PC版では最初から脚注などが右側に表示されている。

聖書については「前付け」にある「序文」の文章も読んでおいたほうが、記号の意味、使い方、略語についてなどがわかる。ちょっと専門的な分野になってくるけど。

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以上です。
聖書関係の本に手を出し始めると、積読がまたすごいことになってきます。
しばらく本買わない!←
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