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マタイ10章まで読んで。

(旧)あなたがたに真実に言いますが
(新)はっきり言いますが

イエスの「あなた方に真実に言いますが」という言い回しけっこう好きだったんだけど、一般的な「はっきり言いますが」に。
他の訳と比べてみると。

(口語訳)「よく言っておく」
(新共同訳)「はっきり言っておく」
(新改訳)「まことにあなたがたに告げます」
(文語訳)「まことに汝らに告ぐ」

って感じです。

動物や植物などの名詞がカタカナ表記に。
鳩→ハト
おおかみ→オオカミ
ぶどう→ブドウ
百合→ユリ

気になることといえば、主語が省かれている箇所がときどきあって文章が唐突に感じる。
5:46
(新)「愛してくれる人を愛したからといって、どんな報いがあるでしょうか」
ここだけを書き出すとそうでもないが、前の文章から続けて読むと唐突感がある。
(旧)「というのは,自分を愛してくれる者を愛したからといって,あなた方に何の報いがあるでしょうか」

7:1
(新)「裁くのをやめなさい。裁かれないためです。」
(旧) 「自分が裁かれないために,人を裁くのをやめなさい。」
ただこの部分は、新改訳やフランシスコ会訳でも主語がない。

8:16
(新)「人々は邪悪な天使に取りつかれた人を大勢連れてきた。」
(旧)「人々は悪霊に取りつかれた者を大ぜい彼のところに連れて来た。」
まあ、話の流れで誰のところに連れてきたのかはわかりきってはいるんですけど。

それからこの聖句でみるとわかるように、「悪霊」が「邪悪な天使」になっています。
「悪霊」だと「あくりょう」と読む人がいるのだそうで。(改訂版は総ルビ表記ですけど)
また、「み使い」が「天使」になりました。
うーん、最近はみんな天使なのか?新改訳2017もそうなったのかしら。
「悪霊がつく」だと、なんかこう、もやっとした黒い悪い影みたいなのを想像するんですが「邪悪な天使がつく」だととたんに、翼を持った人形のイメージになるんですよね。
そっか、悪霊=堕天使だもんね、あらためて考えてみると。
私の黒いもやっとした影は、あくりょうのイメージだったかwこんな人がいるから、なるほど意味のある改訳かもしん。

「連れて来た」は「連れてきた」と、現代っぽく漢字を開いてますね。「大ぜい」は逆に「大勢」と閉じましたが。

マタイ9:2
(新)「安心してください。あなたの罪は許されています」
いやに丁寧な口調に。
(旧)「子供よ、勇気を出しなさい。あなたの罪は許されています」
旧版のほうが直訳。
「安心しなさい」じゃあかんのかな。

さて、今日読んだ中で一番ビックリしたのはこれです。
マタイ5:5
「温和な人たちは幸福です。地球を与えられるからです」
えーーー!!
壮大!!


というわけで。
今までのものに慣れ親しんでいるとどうしても引っかかるものがあって困りますが、この改訂版は信者というより聖書を読んだことのないような一般人向けに作られているらしいので、それを考えると納得できる部分も多々ありますし、たしかにすごく読みやすくはなっています。古語を避け、現代の言葉に置き換えるだけでもずいぶんわかりやすいです。
うむ、なかなか新鮮で楽しくなってきたぞ。
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